夜は、不思議な時間です。
昼間はちゃんと笑えていたのに、
仕事も家事も一段落して、
部屋が静かになると、
どうしても考えてしまう。
あの人は、今なにをしているんだろう。
もう私のことなんて、思い出してもいないのかな。
それとも、たまにでいいから、思い出してくれているんだろうか。
考えても答えは出ないとわかっているのに、
それでも、夜になると心は勝手に動き出します。
「もう終わった恋だよ」
「前を向いた方がいいよ」
そんな言葉を言われたことも、
自分自身に言い聞かせたことも、
きっと何度もあるはずです。
それでも、夜だけはごまかせない。
本当の気持ちが、静かに顔を出してしまう。
ここは、そんな夜に来ていい場所です。
無理に前向きにならなくてもいいし、
答えを出さなくてもいい。
ただ、今の気持ちを、そのまま置いていってください。
「忘れられない」は、弱さじゃない
恋が終わったあと、
一番つらいのは「時間が経っていること」かもしれません。
もう何ヶ月も、何年も経っているのに、
ふとした瞬間に思い出してしまう。
同じ名前、同じ香り、同じ季節。
「まだ引きずってるの?」
そう思われるのが怖くて、
誰にも言えなくなってしまう。
でもね、
忘れられないのは、あなたが弱いからじゃない。
それだけ真剣だった。
それだけ大切にしていた。
それだけ、ちゃんと恋をしていた。
それだけのことなんです。
すぐに切り替えられる恋もある。
でも、簡単に終われない恋も、確かにある。
どちらが正しい、間違っているじゃない。
ただ、恋の重さが違っただけ。
連絡しない理由と、連絡できない理由
夜になると、
スマホを手に取ってしまうこと、ありませんか。
「元気?」
たった二文字なのに、
なぜこんなに重いんだろう。
送らない理由はいくらでも思いつく。
迷惑かもしれない。
今さら何?と思われるかもしれない。
既読スルーされたら、立ち直れない。
でも、本当の理由はたぶんひとつ。
傷つきたくない。
期待してしまう自分が怖い。
また何かが始まるかもしれない、
そんな淡い期待を抱いてしまう自分が、怖い。
だから送らない。
だから送れない。
それは、とても自然なことです。
相手の気持ちがわからない夜
「もう気持ちはないんだろうな」
「幸せにしているはずだよね」
「私のことなんて、過去の人だよね」
そうやって、自分を納得させようとする夜もある。
でも、心のどこかで、
ほんの少しでいいから、
「まだ可能性があるんじゃないか」と
思ってしまう自分もいる。
その気持ちを、責めなくていい。
人は、はっきり終われないから苦しい。
でも、はっきり終わっていないから、
希望を持ってしまう。
どちらも、人として自然な感情です。
「もしも」を考えてしまうあなたへ
もし、あの時ああしていれば。
もし、あの言葉を言っていなければ。
もし、もう少し素直になれていたら。
夜は、過去を何度も再生させます。
でもね、
その「もしも」は、
今のあなたが優しくなった証拠でもある。
当時のあなたは、必死だった。
精一杯だった。
その時のあなたなりに、
最善を選んでいた。
今の視点で過去を責める必要はありません。
恋が終わっても、あなたの価値は終わらない
恋が終わると、
自分の価値まで失ったように感じてしまうことがあります。
選ばれなかった。
続かなかった。
愛され続けなかった。
でも、それは
あなたが足りなかったからじゃない。
ただ、タイミングや、状況や、
二人の歩幅が、少し違っただけ。
あなたの価値は、
誰かの選択で決まるものじゃない。
夜は、答えを出さなくていい
このブログの名前が
「夜に考える人のための場所」なのは、
夜は考えてしまうものだからです。
無理に答えを出さなくていい。
無理に前に進まなくていい。
夜は、ただ感じる時間。
泣いてもいいし、
思い出してもいいし、
何もせず、ぼーっとしてもいい。
朝になれば、
また少し違う気持ちになるかもしれないし、
ならなくてもいい。
最後に
ここまで読んでくれて、ありがとう。
もし今、
誰にも言えない恋の気持ちを抱えているなら、
それは、あなたがちゃんと人を愛した証拠です。
夜に考えてしまう自分を、
どうか否定しないでください。
ここには、
「考えてしまう人」が来ていい。
また眠れない夜がきたら、
またここに来てください。
静かに、待っています。

